2026年度 理事長所信

スローガン

「守破離」
〜誇り高き物語を未来に伝える挑戦〜

<はじめに>

一般社団法人入間青年会議所は1977年の設立以来「明るい豊かな社会」の実現を目指し、入間市で活動を続けてまいりました。今日までの私たちの歩みは単なるばらばらの出来事の記録ではありません。磨いた力をまちのために使うことを信念に掲げた青年たちのまちへの愛にあふれる物語です。この物語はこれまで一般社団法人入間青年会議所に所属されたすべての先輩諸兄姉と、その活動に関わってこられたすべての人々によって守られ受け継がれてきました。この物語に敬意と誇りを持ち未来につなげていくために、創立50周年という一年に私たちはまちの確かな発信源となってまいります。

 AIをはじめとした目まぐるしい情報技術の発展は、生活の利便性の向上や人手不足の解消といったポジティブな変化を社会にもたらしています。新しい技術、サービスや制度は次々と現れすぐに私たちの手に届くようになりました。しかしその変化のスピードはすでに多くの人にとって速すぎるものとなり、情報の真偽を見極めることや制度への理解を深めることが追いつかず取り残される人々を生んでいます。目まぐるしい変化の中でも常にまちの変化に目を向け、新しい情報にアンテナを張り続けてきた私たちだからこそ、未来への想いをのせて伝えることで、市民の心を動かし明日に希望を持つことへつなげられるはずです。

「伝える」とは単に情報を渡すことではありません。伝えたい相手に届く言葉と方法を見極めて実践し相手の行動を後押しすること。そして動いた相手の声に耳を傾け次の発信に磨きをかけること。この一連のプロセスがあって初めて伝えることができたと言えるのです。どんなに道を切り開いても、その先にどんなに魅力的なまちの姿があっても、伝えることができなくては誰も後からついてくることはありません。私たちには長い歴史の中で育んできたまちでの信頼があります。その信頼に応えるために今私たちが信じる明るい豊かな社会の姿を伝え続けることが必要なのです。だからこそ伝えることへの挑戦を物語の1ページに書き加えてまいります。

<私たちの物語を伝える>

今日まで私たちは地域のリーダーとなるべく修練を重ね、培った経験や知識を入間市のより良い変化のために活かしてきました。その実践がさらなる成長を生み、成長と実践の循環を形づくっています。この循環を止めず多くの人を巻き込んだ運動を展開していくために、私たちが胸を張って入間市で活動をしている姿を伝えてまいります。

まずはメンバー一人ひとりが、これまで道をつくられてきた先輩諸兄姉と一般社団法人入間青年会議所の活動に理解を寄せ協力をしていただいた行政、各種団体、企業の皆様へ、これまでの感謝と今の私たちの姿を伝えられることに自信を持つ必要があります。そして今の時代に必要とされているまちの姿、組織の姿を見極め、未来を見据えた行動指針を明確にしてまいります。この自信と未来への希望を次世代へとつないでいくために、重ねてきた成長と実践の循環がより強固で大きな輪になるよう、今まで以上に社会の変化にアンテナを高く張り巡らせ、私たちにしかできない新しい社会の仕組みとなる運動に果敢に挑戦してまいります。

<まちの物語を伝える>

入間市には狭山茶や万燈まつり、相撲に代表されるようにまちの魅力として認知されているものが多くあります。魅力とは人の想いで受け継がれ、磨かれ、次へ手渡される地域資源です。魅力は、市民や入間市に関わる人々がまちのアイデンティティとして誇りを持つことでまちの未来をつくる活⼒に変わります。この魅力の磨き手と手渡す相手を増やすことで一人でも多くの人がこのまちに誇りを持ち、入間市での明日を想い描けるように魅力を伝える運動を展開してまいります。

 私たちが発信する情報を届けたい人に届けるために、市場分析と情報発信の事例から手法を学び私たちが実践できる型を探る必要があります。この型の実践の中で私たちが培ってきた市内外でのつながりや、つくり上げたコミュニティを活かし多くの人の手でまちの魅力に磨きをかけていきます。磨き上げたものは市民や入間市に関わる人々がまちの誇りとして心の中に持つことができるように、体験を通してその魅力を実感できる機会を提供いたします。

<伝えて広がる友情の輪>

私たちは多種多様な職業で入間市に関わる個人でありながら、一般社団法人入間青年会議所という組織で友情を育みともに活動をしています。青年会議所運動だけではなく個々の活動に対しても同じように、まちへの想いを持って向き合うことでより効果的に明るい豊かな社会の実現へと向かうことができるのです。この歩みを止めないために入間市で活動の幅を広げたいというニーズを発掘し、まちへの想いを原動力に行動できる地域のリーダーを一人でも多く育成していく必要があります。しかし今はまだ出会えてない仲間がこのまちには数多くいます。私たちは常にまちの課題解決に向けた調査研究のために入間市全体を見渡してきました。潜在的なニーズ調査でも同じように広い視野を持ち情報を取り逃がさない体制を全メンバーでつくり上げることが必要です。

そして私たちの活動を持続可能なものにするために、これまで積み重ねてきた行政、各種団体、企業とのつながりを活かし、歩んできた道を、今の姿を、未来のビジョンを新たな仲間へと伝えてまいります。

<舞台を整える組織づくり>

 私たちが高い志を持って様々なことに挑戦しJC運動の価値を高めていくためには、メンバーから届けられる声にも耳を傾け、組織としての変化につなげていく必要があります。

入間市で活躍する様々な価値観を持った青年の集まりだからこそ、一人ひとりの個性を私たちの運動発信に最大限活かすことができる環境整備を行ってまいります。

まずは私たちの運動発信の根幹にある青年会議所という組織の理念を伝えることを通して、メンバー一人ひとりが次世代の人財育成の担い手であると言う意識を高め、持続的に地域のリーダーを生み出す体制を整えてまいります。

また組織運営の成功事例から学びとることや新しい技術を取り入れることなど必要な改革を推進してまいります。

 さらに全国規模、世界規模の事業への参加を通して青年会議所のネットワークがあるからこそできる事業のスケールメリットを体感し、私たちのまちでの活動に活かすことができるように、公益社団法人日本青年会議所と各協議会への出向を初め、日本中、世界中とのつながりを実感できる事業への参加のサポートを行ってまいります。

 市内での組織連携として万燈まつりの各種会議、わんぱく相撲に関する会議体へ出向し市民一人ひとりが誇りを持つことのできる伝統行事の実行に携わり、次世代への継承を行ってまいります。

<最後に>

設立趣意書には、「青年会議所は多忙でもいい、暇がなくともいい、ただこの地、入間市を愛し、将来に大きな夢と希望と情熱を持った青年の集まりにしたい」と、設立当時入間市に青年会議所運動の必要性を感じ立ち上がった青年たちの想いが綴られています。

幼い頃から青年会議所運動を身近に感じて育った私は、入間市を愛する気持ちは長い歴史の中で絶やすことなく引き継がれてきたものだと骨身に染みて感じてきました。

平成に生まれ失われた30年といわれた時代を生きてきた私は、国の成長が鈍る中でも技術や働き方は容赦なく変わり、自ら変わらなければ取り残されることを痛感してきました。

歩んできた道や受け継がれた想いは時にしがらみに感じることもあるかもしれません。しかしまちを想って活動をしている私たちがまちの中で誰よりも変化を恐れず、生き生きと活力にあふれた姿を示していくべきです。その姿は市民にとって入間市での明日に希望を持つ光になるはずです。誰よりも楽しんでまちのことを想い行動していくために、そしてその姿を見てもらえるように、私たちは守破離の精神で足なみを揃えてまいります。

守とは、過去の物語から学び、変わらない信念とまちへの愛を確かめ合うことです。

破とは、今の社会に、入間市に必要だと信じる私たちの姿へ変わっていくことです。

離とは、未来に残る一つの型として私たちの姿を伝えていくことです。

変化を推進することには賛否両論が巻き起こるのは必然です。それでもまちに必要な存在だと信じて、500名にも及ぶ青年たちの手で紡がれてきた物語を誇りに、胸を張って今の私たちが考える青年会議所運動を推し進めていこうではありませんか。

【2026年度組織概要】 

• 副理事長 

 本年度は副理事長を2名とし、理事長を補佐するとともに1名は50周年実行委員会の実行委員長を務め、1名は総務広報会議の指導を行います。 

• 専務理事 

 組織全般の円滑な運営を補佐するとともに、スタッフ会議、理事会議の運営、災害時は対応本部の運営を行います。公益社団法人日本青年会議所と各協議会への出向、国内外での事業参加の推進とサポートを行います。友情の輪拡大委員会の指導を行います。

• 事務局長 

 コンプライアンス面、財政面のほか事務局の円滑な運営を図ります。総会の運営を行います。また監事とともに効率的な会議運営のため、財政審査会議を開催します。 

• 直前理事長 

理事長をはじめとする全メンバーへ助言と支援を行います。わんぱく相撲に関する会議体へ出向します。また理念浸透推進会議を統括します。

• 特別理事 

 理事長をはじめとする全メンバーへ助言と支援を行います。また、理念浸透推進会議の運営を補佐します。

< 50周年実行委員会 > 

 全メンバーが所属し50周年を記念する事業、創立50周年記念式典を実施します。また今後の活動の指針となるビジョンの策定を行います。

< 総務広報会議 > 

 事業の対外発信に関する取りまとめを行うとともに、入間市の魅力や私たちの活動を多くの人に伝えるための手法を研究、実践します。

< 友情の輪拡大委員会 > 

 委員会統括のもとメンバーを適宜招集しメンバー同士の友情を深めるとともに、私たちが持続的に運動発信を行っていくための友情の輪の拡大を通して新たな仲間を迎え入れるための会議や事業を実施し、2027年度スタート時のメンバー30名を目指します。

< 理念浸透推進会議 > 

 事業の構築を行っていく上で欠かすことのできない青年会議所の理念に対して、全メンバーが理解を深めるための事業を実施します。

< 事務局 >  一般社団法人として定款に基づく円滑な組織運営を行います。