基本理念
1977 年、一般社団法人入間青年会議所がこのまちに誕生してから昨年で 45 年を迎えました。創立以来、時代に先駆けこのまちをより良くするために率先して行動されてきた先輩諸氏によって積み重ねられてきた想いが多くの市民の共感を生み、このまちの発展につながってきました。45 年という節目を過ぎ、新たな時代に向けてこれまでの想いを継承し、「夢あふれるまち」の実現を目指し若さ溢れる果敢な行動を展開して参ります。
令和という新たな時代が始まり、誰もが希望に満ち溢れた未来を想像していた矢先、新型コロナウイルスが社会や経済にきな打撃を与え、私たちの生活にも甚大な影響を及ぼしました。国難ともいえる危機に直面し、これまで経験したことのない社会状況の中で、人々の行動が変容し価値観までもが大きく変わりました。入間市においても飲食業をはじめとする地域経済の衰退や様々なイベントや事業が中止となり、まち全体の活気が失われつつあります。人と人、人と地域のつながりが制限され、今まで当たり前だったことが当たり前でなくなり新しい時代への対応力が求められています。このよう先行きの見えない時だからこそ、青年世代である私たちが問題意識を持ち、自分たちのまちに何が求められているのか、今後どのようなことが起こるのかを予し、これまで関係を築き上げてきた行政や各種団体、企業、先輩諸氏とのつながりを最大限に活かしながら積極的に行動するとともに、私たちがこのまちの誰よりもワクワクするまちの未来を描き、魅力的な事業を発信していくことでこのまちに携わるすべての人にとってワクワクが溢れるまちの未来を創造していきます。
私たちのまち入間市は、都心からのアクセスが良く、自然にも恵まれた住みやすさが実感できるまちであります。しかしながら全国的な少子高齢化の問題は、このまちでも例外ではなく 2060 年には人口が約 9 万人にまで減少すると予測されています。入間市には、狭山茶をはじめ魅力溢れる地域資源が多く存在しますが、市民が誇りや愛着を感じ自信を持って他の人に伝えたいと思うものがどれほどあるでしょうか。新型コロナウイルスにより人々の価値観が変わり、さらに多様性溢れる時代の中でそれぞれの考え方の違いを理解し、強みに変えることができれば多くの人々が共感するまちの新たな魅力を生み出すことができるはずです。そこには青年世代の私たちだけが取り組むことではなく、地域一体となって共に創り上げていくことが重要です。まちの未来を担うのは次世代であり、まちの魅力を知ることで愛郷心を育み、多様な考え方に触れていく経験を通してこのまちにもっと携わりたいという主体性が生まれ、ワクワクするまちの未来を描いていく人財へと成長していく姿は、市民からの共感につながっていきます。
共感とは何でしょうか。相手の気持ちに寄り添うことであり、相手の立場に立った視点で考え、相手の想いや主張、感情に心が揺さぶられ自分もその通りだと感じることです。市民に私たちの運動へ共感してもらうことができればそこに当事者意識が生まれます。そのためには市民が何を考えているのか、必要としているのかを知り、その現状や課題に対する解決方法を模索し、それを本気で取り組む姿勢が相手に伝わり、その心が動くことで価値あるものだと認めてもらうことが必要です。本年度、私たちの運動によって、市民や周りの人々の心を揺さぶり共感を呼び起こし、当事者意識を持った人々が新たに行動へと移すことにより、その周りに共感を与え、また新たな行動へつながる…そのような共感の連鎖が生まれることで、やがて大きな運動へと発展していきます。自らの可能性を信じ、ニューノーマルな時代に向けて果敢に挑戦し、市民一人ひとりがワクワクするまちの未来を目指し、時代に先駆けて運動を展開して参ります。
スローガン
「心躍る未来へ」
~共感でつながる持続可能なまちの創造~
